看護師は定年退職後にどのようにして生きていくかはよく考えた方が良いでしょう。ずっと仕事をしてきた状況から突然解放されると何をしたら良いかわからなくなりがちだからです。看護師が定年退職後に選べる道として主なものが三つあるので確認しておきましょう。一つ目はシニアライフをエンジョイする方法です。定年退職を契機にしてもう看護師として働くのはやめてしまい、趣味などを楽しめるシニアライフを送るのは一興です。この場合には資金が必要になるため、若いうちから少しずつ貯めておくようにするのが良いでしょう。
二つ目は嘱託やアルバイトなどで継続して働く方法です。看護師として働くのが生きがいだった人や、仕事をしないと落ち着かない人にとって魅力的な選択肢といえます。同じ職場で再雇用してくれることもあるので早めに相談しておくと良いでしょう。給与は下がってしまうことが多いものの、夜勤などは免除してくれることが多くなっています。三つめは独立して起業するという方法です。介護施設で働いてきた人がしばしば思い立つ選択肢で、訪問看護ステーションや有料老人ホームなどを作ってしまって経営者になるのが典型例です。経営者になれば定年は関係なく働けるようになるため、定年退職を待たずに独立を目指すケースも多くあります。ずっと働いていきたいという人にとって魅力的な選択肢なので検討してみましょう。このような三つの選択肢からどれが自分にとってベストかを考えて予め準備を整えておくのが肝心です。